本日学んだ事 それは、〜素材を殺さず そのものの能力を引き出す事〜
人間には必要な菌もあれば不必要な菌もあるのです。
それを必要な菌まで殺してしまうのが科学的なものです。
本日たしなめた酒
■むすひ (寺田本家)
昨夜になりますが音楽仲間とたしなみました。
むすひは生きている酒です。
これをお腹に入れる事でお腹の調子も整ってゆき、
身体の調子が良くなってゆきます。
酵母菌や酵素が沢山含まれている醱酵食品です。
アルコール10%程あります。
お酒の呑めない方でも、乳酸菌が作り出した乳酸が沢山含まれていますので、
酸味の強いどぶろくのようなお酒です。
豆乳やリンゴジュースなどを加えても美味しく召しあがれます。
味は好き嫌い分かれますが、悪いものが一切入っていない非常に健康的なお酒です。
■香取(寺田本家)
無ろ過酒
精米歩合80%
生酛仕込みの本領を発揮した低精米ならではの独特な味わいと香り。
お米が立っているような白飯ご飯をおかずなしで 一口ほおばった事がある方はその美味しさにホッペタが落ちそうになった事があるでしょう。
私にとってはそんな美味しさです。
■なんじゃもんじゃ(寺田本家)
亀の尾仕込み。
亀の尾は昭和初期の頃迄作られていた在来種のお米。
自家田と近隣の農家で栽培されたその米本来の生命力・野生味を活かした生原酒の味わい深いコク、
キレの良い酸味があります。
「香取」よりも私は若干刺激が強い気がしましたが。同様素晴らしい酒です。
■隅迺江 (宮城県 石巻市)
被災地のため来期の生産を諦めざれなくさせられた酒蔵の酒です。
非常にフルーティーで香り高いまろやかなお酒でした。
身体に良いか悪いかの判断はたしなめた程度では分からなかったですが、
今回の震災の為、来期の酒造りをあきらめざるおえない結果となってしまった酒蔵の酒です。
感慨深く頂きました。
杜氏:伊藤亮一
(南部杜氏 昭和13年4月27日生 65歳)
仕込水:北上川の伏流水
なんと今回の震災で被災した 日本酒の蔵は「100件を超えています!」
地場産業の日本酒、この地震で更に危機的状況にあります。
「日本酒を買って呑む」 この行為の出来ない地元の環境、今以上に作った日本酒が売れないと沢山の蔵が潰れ、これに携わる酒販店、農家、企業も連鎖反応で危険にさらされます。
真剣に私自身も義援金活動に取り組んで行きます。
まずは、被災地へおもむき、日本酒の蔵や日本の伝統工芸品を作る場を訪ねて行きたいと思います。
そこでどのような状態が起こっているのかこちらのブログでも報告したいと思います。
本日の一言
「醸造アルコールには気をつけろ!」
皆さんの大好きな日本酒はもしかしたら「醸造アルコール」というものが含まれている可能性があります。
近くの酒屋さんを訪ねてみて下さい。
ほとんどの市販されている日本酒のラベルには「醸造アルコール」という表記が含まれています。
これは簡単に言えば 売り上げやお金を先行したが故に大量生産の末、
混ぜなければならなくなった「ケミカル」です。
又、「純米酒」とうたっていても、 精米歩合 〜%と書かれているラベルがありますが、
精米歩合55や60%と高い割合でも もしかしたら 無農薬米を使っていない場合があります。
その場合はやはりなんらかの「ケミカル」が使用されていると言っても過言ではありません。
素材そのものの能力を引き出し、素材を殺さずに「活かす」料理や酒に注目してゆき、
心も身体も健康でいたいものです。
そして本気で「無農薬」にこだわって身を切り刻む様な思いで農業、酒造へ挑んでいらっしゃる方々へも
心よりの応援を込めて、なるべく身体にも良い、地球にも良いものを頂きたいですね。
選ぶのは自分自身ですから。
酒は百薬の長です。 ですが、選び間違えれば 「毒」になります。
60歳〜70歳になってから気付く方も居ます。 「醸造アルコール」。
出来れば若いうちに気付いてゆきたいものです。
※精米歩合(せいまいぶあい)とは、平成元年(1989年)11月22日 国税庁告示第8号「清酒の製法品質表示基準を定める件」により以下のとおり定められている。
「精米歩合とは、白米のその玄米に対する重量の割合をいうものとする。」
同件による規定に基づくと、この場合「白米」(はくまい)とは、玄米(げんまい)から糠(ぬか)、胚芽(はいが)などの表層部を取り去った状態の米をいい、米麹の製造に使用する白米を含むとされ、また「米麹」(こめこうじ)とは「白米にこうじ菌を繁殖させたもので、白米のでんぷんを糖化させることができるもの」とされている。精米歩合とは逆に、玄米の重量に対する除去された部分の重量の割合を精白歩合と言うこともある。
明日は畑です。 太陽よりも早く起きないと!
ではまたまた!